2014年8月13日水曜日

はり新の周辺観光案内  〜 まんなおし地蔵尊 〜

まんなおし地蔵さん!
●奈良はお地蔵さんの多い地域ですが、今回は少し珍しいお地蔵さんをご紹介させていただきます。運気好転のお地蔵さんですよ。

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石碑から左道へ
●昔から運が悪いことを「間が悪い」とも言いますね。関西の一部では「万が悪い」とも。その悪い間(万)を直していただける有り難いお地蔵さんが「まんなおし(万直し)地蔵」さん。商売繁盛の御利益があるとも言われます。

石碑から10分弱の登り道
場所は東大寺二月堂の裏側です。大仏殿の北側の道を上って行き、石碑を目印に左側の小道を進むと10分弱でお地蔵さんに着きます。または、不動堂から北側に歩いても10分弱だと思います。二月堂の奥の階段を進んでも辿り着けるようですが、私はこちらからは行った事がないので詳しくは判りません。

商売繁盛を願う人は、お地蔵さん近くに埋められている小銭を探して持ち帰ります。そして次に来る人のために小銭を埋めて帰ります。面白い習慣ですね。
坂道を暫く進むと
燈籠が見えてきます
お地蔵さんの後ろには小さな小さな御稲荷さんの塚も祀られています。忘れずにお参りしたいですね。

当店からは徒歩で30分強かかります。奈良公園の散策を楽しみながら、まずは二月堂を目指してください。



不動堂からの道沿いに
いらっしゃいます。

不動堂から歩く道




2014年8月11日月曜日

はり新のお料理 〜 栗丸十栂尾煮 〜


 ●サツマイモを栗の甘露煮に見立てた「栗丸十栂尾煮」を作りました。
栗に見えますか?












●暦の上では立秋を過ぎました。連日の暑さに疲れて秋の食材が待ち遠しくなる頃ですが、奈良県下で生栗が出回るのは来月の中頃です。本物の栗が出てくる前に新サツマイモを栗の様に仕上げる「栗丸十栂尾煮」と呼ばれるお料理がありますがご存じですか。ちょっとした和食の遊び心ですね。

これくらいの大きさの
サツマイモが
ちょうど良いです
栗に似るように剥きます
サツマイモ(薩摩芋)は別名「かんしょ」「からいも」「りゅうきゅういも」とも呼ばれます。また、薩摩藩島津氏の家紋が丸に十字であることから「まるじゅう(丸十)」とも言われます。この丸十を甘く煮たのが栂尾煮。栂尾煮とは、栂尾・高山寺の精進料理から始まったとか、「栂尾」という料理屋が創案したとか言われることに由来します。
クチナシの実を入れて
下茹でします
作り方は、サツマイモを栗の型に整えます。やはり新芋は剥きやすいですね。

この芋をクチナシの実で色付けしながら茹で上げ、シロップで甘味を含ませます。どうです、栗に見えますか?この栗丸十栂尾煮は会席料理の前菜に添えております。