2014年6月16日月曜日

情報誌「VISA」に掲載していただきました

情報誌「VISA」、表紙は
洞窟の蒼き泉「セノーテ」の写真

情報誌「VISA」に当店の記事を掲載していただきました。「まほろばの花路」と題して奈良の古刹と花々の特集です。奈良ホテルさん、つる由さん、古梅園さん、江戸三さん、山崎屋さんと一緒に、食と伝統を楽しめるお店としてご紹介いただきました。

奈良の神社仏閣には丁寧に手入れされた花々が多く参拝者を楽しませてくれます。最近はその花々を対象としたスケッチのグループもいらっしゃいます。

今回の特集は春日大社、室生寺、長岳寺、当麻寺、金峯山寺など奈良県下を広範囲にわたって取材された内容の濃い記事です。撮影されたのが4月終〜5月初頃なので、来春まで本情報誌を保管して頂きたいですね。掲載されているツツジや石楠花は見頃を過ぎてしまいましたが、今は紫陽花が見頃です。都会の喧噪を離れ、社寺の庭園でゆっくりとリフレッシュされてはいかがでしょうか。

2014年6月13日金曜日

はり新のお料理 〜 生麩パフェに青梅蜜煮寒天 〜

 ● 今月の生麩パフェの脇役は青梅蜜煮寒天。
緑色のキューブ型が青梅蜜煮寒天


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミントリキュールを加えると
シロップは薄緑色に
● 今月は生麩パフェに青梅蜜煮寒天をのせております。蜜煮にした青梅をペースト状にして、寒天で固めております。隠し味に極少量のミントリキュールを加えておりますので、口の中に涼しげな風味が拡がります。蒸し暑い梅雨に最適、1年で一番爽やかな生麩パフェに仕上がっております。




2014年6月6日金曜日

はり新のお料理 〜 月替わりの葛豆腐 〜

5月はそらまめ豆腐
●奈良産の葛粉(吉野葛)は最高級の品質を誇ります。その吉野葛で練り固めた季節の葛豆腐は月替わりで、5月はそらまめ豆腐です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

当店では吉野葛を使った季節の葛豆腐をかみつみち弁当の先附としてお出ししております。葛豆腐カレンダーは・・
 
1月 紅白市松胡麻豆腐  2月 うすい豌豆と落花生の葛豆腐
3月 桜豆腐 4月 蓬豆腐  5月〜6月前半 そらまめ豆腐
6月前半〜6月後半 トマト豆腐   6月最終週 水無月豆腐
7月 玉蜀黍豆腐  8月 えだまめ豆腐
9月 南瓜豆腐  10月 落花生豆腐
11月 黒胡麻豆腐  12月 黒豆入り南瓜豆腐
吉野葛

最近は洋食でも使われる葛粉ですが、植物の地下茎や根からとれるデンプンの中でも葛粉は風味や加熱時のとろみと照りが優れ、和菓子や和食には欠かすことのできない食材です。

マメ科に属する「葛」は山中に自生する多年草のつる草で、花、葉、茎、根の全ての部分が様々な形で利用されてきました。葛の根は葛根湯として風邪を治す妙薬としても有名です。

葛粉の精製には良質な多量の水を必要とし、何度も水に晒すことにより不純物を取り除いていきます。そのため葛粉精製は、1.原料の葛が手に入りやすく、2.良質の水が豊富で、3.水晒し工程に時間をかけても製品品質に影響を及ぼさないように気温水温が低い、などの条件を満たす奈良県南部において技術が発達してきました。

その吉野葛で練り固めた季節の葛豆腐は月替わりで、ゴールデンウイークはそらまめ豆腐です。晩春を連想させる鮮やかな緑色と豆香をお楽しみください。