2016年2月25日木曜日

はり新の周辺観光案内  〜 もうすぐ東大寺修二会(お水取り) 〜

 ●3月1日から東大寺修二会(お水取り)本行が始まります。直前の二月堂を散策してきました。

二月堂前の掲示板

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● 3月1日から東大寺二月堂に於いて修二会本行が執り行われます。今は前行にあたる「別火」の期間。戒壇院に置かれた別火坊にて練行衆(修二会を行う行者)の準備が始まっています。別火(べっか)とは「火を別にして精進の生活をすること」ですが、これを試別火(ころべっか)と総別火(そうべっか)に分けます。総別火に入ると、別火坊の大広間のデシマゴザという清浄なゴザの上以外に座ってはならず、私語は許されず、火の気は一切無く、湯茶を勝手に飲むことも許されず、土の上にも下りられません。

 一方、本行の執り行われる二月堂周辺は少しずつ準備が進んでいました。お松明に使われる竹も用意されていました。
お松明に先導されて練行衆の
皆様はここから本堂へ





お松明に使われる竹でしょうか

「全国制覇」・・。
松明の竹にはバランスを取るために
"根"が付いてます

良弁杉越しに本堂を望みます



2016年2月17日水曜日

はり新の周辺観光案内  〜 片岡梅林の梅 〜

●片岡梅林の梅が見頃を迎えました

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●奈良公園、浅茅ヶ原の東(浮見堂の北側)に拡がる片岡梅林では梅が見頃を迎えています。

 片岡梅林については奈良市観光協会HPには次のように紹介されています。『奈良公園内にある梅林。春日大社参道一の鳥居付近から料理旅館「江戸三」の方向に歩いていくとやがて250本ほどの梅林がある。円窓亭を取り囲むように植えられ、地名から片岡梅林と呼ばれている。』


 丸窓亭は鎌倉時代に建てられた宝形造の建物で、四方の板に丸い窓がくりぬかれています。元々、春日大社の経蔵(お経の倉庫)であったようですが、明治27年に現在の場所に移築され、国の重要文化財にも指定されています。


 この丸窓亭の西側から北、そして東側に梅林が拡がります。こちらの梅は剪定が行き届き、いずれもコンパクトな枝振りです。天気が良い日は雌鹿と子鹿たちが梅林の中で日向ぼっこを楽しんでいます。ここの良い所は、梅の花と鹿を一緒に観賞できる事ですね。


 見頃を迎えた梅は全体の半分ほどで、残りの梅は開花まで少し時間がかかりそうでした。また、ここからすぐ南には浮見堂を見下ろすことができ、その周辺は桜の木がたくさんあります。来月には桜の花を楽しむ事ができます。〈片岡梅林までは当店から徒歩約15分〉

白梅を手前に丸窓亭を撮影しました

今度は紅梅を手前にして丸窓亭を撮影してみました

丸窓亭から見た浮見堂






2016年2月6日土曜日

第三回奈良大茶会


 2月8日(月)〜14日(日)に奈良市の社寺などを会場に「第3回珠光茶会」が開かれます。奈良が生んだ "わび茶" の祖、村田珠光(→Wikipedia http://u0u0.net/rRNc)に因む催しです。



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 今回で第3回を迎える珠光茶会は、藪内流や宗徧流が加わり7流派に増える他、会場も新たに法華寺が参加して8社寺(元興寺、東大寺、大安寺、西大寺、唐招提寺、薬師寺、法華寺、春日大社)となります。その他、奈良町にぎわいの家、八窓庵、大乗院庭園でもお茶を楽しめます(開催日にご注意ください)。

公式HPによると『奈良には多くの優れた文化が息づいています。世界遺産「古都奈良の文化財」はもとより、いにしえより受け継がれる、日本の「源流」ともいえる社寺の伝統行事や伝統芸能、奈良墨や奈良晒などの伝統産業が有形、無形の文化遺産として存在しています。そうした中に、珠光により育まれた茶の湯があります。珠光は「わび茶」の精神による茶の湯を創始し、今日、日本の代表的な文化の一つである「茶道」の基礎を作りました。このように、珠光により育まれた「茶」も、奈良を「源」とする大切な文化であり、この「茶」を通して、奈良の魅力を発信したいという思いを集結する場として、ここに「珠光茶会」を開催いたします。』
http://jukotea.jp/

 今回は、ならまちを中心とした会場で各流派による初心者向けの企画も用意されています。詳しくは奈良市役所のHPを御覧ください。http://ur0.pw/rT14