2015年2月27日金曜日

はり新の周辺観光案内 〜 檜原神社 〜

● 大神神社の北にある檜原神社をご紹介。大神神社では一般には見る事の出来ない三ツ鳥居と同じ形の鳥居を見る事ができます。また、西の二上山に沈む夕日は絶景です。
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狭井神社の鳥居の横に案内板があります
● 檜原神社は大神神社の摂社の中で一番古く格式のある神社です。大神神社からは狭井神社の鳥居の脇を通り抜けて山辺の道を2030分程歩きます。 少し足場の悪いところも通るので、急がずに自然道を楽しみながらゆっくりと歩きましょう。

日本全国に三ツ鳥居はいくつかあるそう
ですが、この形は大神神社と檜原神社だけだとか
大神神社と同じく二本の柱に注連縄を
渡した形の鳥居です
途中、道を間違えたのか心配になる所もありますが、20分少し歩くと"二本柱に注連縄"の形の鳥居が見えてきます。境内は砂利がきれいに掃き清められていました。ここは本殿、拝殿はなく三ツ鳥居越しに三輪山を拝む形式です(今は山中の磐座をご神体とするようです)。元々は第十代崇神天皇の御代に「天照大御神」を皇居から檜原の地に御遷し、その後、第十一代垂仁天皇の御代に大神は永久の宮居を求めて各地を巡幸され、最後に伊勢の五十鈴川の上流に御鎮まわれたとか。天照大御神が巡幸された各地を「元伊勢」と呼びますが、檜原はその最初の地。伊勢神宮の元の元と考えてみるとその格式が判りますね。また、周囲には有名な歌人の歌碑が数多く点在しておりますので、歌碑を探して歩いても楽しいですね。 


投稿箱に鳥が巣を作っているそうです。
神社の皆さんの優しさですね
狭井神社から檜原神社への道は気持ちのよい
ハイキングロードです。それなりの靴があったほうが
楽しめると思います
二上山について説明がありました
檜原神社について詳しい説明が
書かれていました


遥か西方に二上山が見えます。
古代・大和国中(くんなか)の民にとって
神聖な山でした



条件が良いとこんな奇麗な夕陽を望めます。
(境内に掲示されていた写真を拝借)



2015年2月24日火曜日

はり新のお料理 〜 葉ゴボウを使った太刀魚の八幡巻き 〜

●葉ゴボウの美味しい季節がやってきました。旬の葉ゴボウを太刀魚で巻いて"八幡巻"にしてみました。シャキシャキとした葉ゴボウの食感と春の香りがたまりません。葉ゴボウについては昨年3月の投稿を参照ください。
http://harishinnara.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

葉ゴボウ
葉ゴボウを使った太刀魚の八幡巻き
あしらいは大和伝統野菜の片平あかね




2015年2月20日金曜日

はり新の周辺観光案内 〜 室生龍穴神社と妙吉祥龍穴 〜

● 龍神様が住むと言われる室生龍穴神社と妙吉祥龍穴をご紹介。
室生龍穴神社の境内は凛とした
空気に包まれていました
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● 当店から東に車で約1時間の距離、室生の山間に石楠花の花で有名な女人高野、室生寺があります。今回ご紹介させて頂くのは室生寺の東に鎮座する室生龍穴神社。室生寺より古い歴史をもち、水の神「龍神」を祀ります。奈良時代から平安時代にかけては朝廷からの勅使により雨乞いの神事が営まれ、室生寺は龍穴神社の神宮寺であった時代もあるとか。国内屈指の本格的パワースポットですね。
狛犬阿形

室生川沿いの小道を車で進むと観光客で賑わう一帯があり、そこが室生寺。室生寺前を通り過ぎて5分ほど進むと左手に一際大きな杉が立ち並びます。杉の巨木の合間に鳥居があり、その奥が龍穴神社。圧倒される大きな杉が天に伸び、凛とした空気に包まれて自然と背筋が伸びます。巨木の間から龍が顔を出しても不思議ではありません。室生寺から少し離れているだけですが、こちらは観光客も少なく落ち着いた雰囲気のもとでお参りすることができます。

龍の鱗を思わせる岩肌
吉祥龍穴に向かう道沿いにある
「天の岩戸」
白い鳥居をくぐり階段を降りると
そこが吉祥龍穴です
この龍穴神社から東に500mほど進むと妙吉祥龍穴への小さな案内板があります。この案内板から坂を登ること約20分、左手に白い鳥居があり、そこから龍穴への下り階段が延びています。この龍穴は他の沙羅吉祥龍穴、持宝吉祥龍穴と通じ、秋の稲妻はこの三穴より発し五穀豊穣の慈雨を降らせると伝えられるとか。川の対岸にそびえる巨石に大きな穴は実に神秘的です。大昔の人々が龍神様を想像したのもうなずけます。

室生寺まで観光に行かれるなら是非、龍神さまの息吹を感じてみてはいかがでしょうか。
吉祥龍穴



●室生龍穴神社を訪れたのは20141117日でした。このブログは宇陀市観光協会情報サイト、月刊大和路「ならら」20149月号を参考にさせていただきました。 

2015年2月17日火曜日

はり新のお料理 〜 片平あかね 〜

● 大和の伝統野菜「片平あかね」をご紹介
片平あかね‥根の先端まで真っ赤

試作中の”あかね蒸し”
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断面は紅白色できれいですね
● 奈良東部の片平地区では根の先まで赤く細長い蕪(かぶら)が古くから栽培されてきました。その呼び名は「片平あかね」。「ひの菜」の仲間ですが、ここまで真っ赤に色づくのは珍しいそうですね。他の場所に種を持ち出して栽培しても1年しか赤い物ができず、以降は色が薄くなってしまうとか。




片平あかねの甘酢漬け
この赤色は甘酢にふれるとグッと引き出されます。赤色は邪気を払うと言われる縁起の良い色です、上手にお料理に取り入れていきたいものです。


今、当店ではこの片平あかねを使った新メニューを考案中。蕪蒸しを参考に「あかね蒸し」とでも名付けましょうか。改めてブログでご紹介させていただきます。