2016年5月12日木曜日

はり新のお料理  〜 青大豆を使った煎り大豆御飯 〜

青大豆「あやみどり」
●奈良県 宇陀産の青大豆「あやみどり」を使った煎り大豆御飯をご紹介





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煎り大豆御飯
煎ってから炊くので、豆は濃緑色をしています
香ばしくてホクホクした食感を楽しめます
●今月は宇陀産 青大豆「あやみどり」を使った「煎り大豆御飯」を御用意しております。

 奈良県の一部地域では、秋の稲刈りが終わると青大豆で作った餡で餅をくるんだ「くるみ餅」を配る慣わしがあります。青大豆は、奈良の食文化のひとつですね。




手前が「青大豆」左奥が「枝豆」
右奥が一般的な「大豆」
 写真は水で戻した青大豆です、枝豆そっくりですね。枝豆は未熟な大豆を収穫した物で、熟すと淡黄色の一般的な大豆になりますが、青大豆は熟しても緑色をしています。見た目だけでなく成分も若干異なり、一般的な大豆に比べて脂質が少なく糖質が多いのが特徴です。

 豆類はA.炭水化物主体グループ、B,脂質主体グループに区分できます。Aグループには、小豆、エンドウ豆、空豆があり、これらは乾燥時の50%以上が炭水化物、タンパク質が20%、脂質は約2%とほとんど含んでいません。低脂肪・高タンパク食品なので健康維持やダイエットに最適な食材です。一方、Bグループには大豆や落花生があり、乾燥豆重量に対して脂質が約20%、タンパク質は約30%以上含まれます。青大豆は大豆でありながらAグループに近い成分のため、大豆御飯にするとホクホクした食感を楽しめます。

 青大豆は乾燥豆の状態でフライパンに乗せて、時間をかけてジックリと煎ってからお米と一緒に炊きあげます。この煎り大豆御飯は、青大豆の在庫がある分で終了とさせていただきます。


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