興福寺には金堂が三棟(西金堂は失われたまま)ありましたが、その中心的存在の中金堂は七度の焼失・再建を繰り返してきたそうです。最後の再建は文政2年(1819)、幕府財政難の影響で限られた資金での再建となり、"仮堂"と位置づけられるものになりました。その中金堂仮堂も平成12年に解体され、今回念願の中金堂が再建されることになります。興福寺にとっては約300年ぶりの中金堂本格再建です。 |
覆いが外されて全容を現した興福寺中金堂 屋根上の鴟尾にはまだ覆いが掛けられています 右手の茂みの陰に奈良県庁が見えます |
当店の女将曰く"平城京の大極殿にそっくり"(写真は大極殿)
平成12年までの中金堂("仮堂"と表記されています) |
以前、再建工事中の鴟尾を撮影したものです |
西側(南円堂近く)から中金堂を見てみます 写真右下に見えるのが若草山 |
この位置から裏鬼門の鬼瓦を確認できます |
2015年4月 建設中の中金堂を見学したときの写真 |
中金堂を南東側(五重塔近く)から撮影 東面には足場が残されています その後ろに仮講堂が見えます。仮"講堂"はこの中金堂が建つまでは仮"金堂"と呼ばれていました。 |
振り返ると東金堂があります 屋根の反りが優美ですね 応永22年(1415)に再建されたものです こちらの鬼瓦はどうでしょうか(中金堂の撮影から脱線してしまいました) |
東金堂の鬼瓦も迫力満点 |
東金堂鬼瓦をアップで |
五重塔初層 北西の瓦 立派ですねぇ |
五重塔初層 鬼門方向の鬼瓦 迫力あります |
南円堂の鬼瓦はどうなっているでしょうか?いつもたくさんの人で混雑している南円堂前ですが、この日は暑くて暑くてほとんど人が居ません。 |
南円堂には獅子鬼瓦 |
先の獅子と合わせて「登り獅子」と「下り獅子」 「阿形」と「吽形」、「静」と「動」 |
南円堂の屋根瓦・・、おもしろい・・ |
面白くなってきたので鐘楼も見上げてみます |
鐘楼の上でも鬼瓦が目を光らせています |
この日の奈良は最高気温が38℃でした 興福寺境内を15分ほどあるいただけで汗だくです 赤色の"のぼり"が余計に体感温度を上げてくれます あっちっち〜、熱中症になる前に早く帰ります。 |
お地蔵さんも暑そう。参拝者がいないのでカラッカラに乾いています。お水をたっぷりと掛けてから、ならまちに戻りました。 |
中金堂の落慶法要は10月7日〜11日の5日間。一般公開は10月20日からです。落慶法要の期間、当店は特別な「かみつみち弁当」を御用意させていただきます。
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