2014年4月16日水曜日

はり新の周辺観光案内(饅頭まつり)

●4月19日、近くの林神社で饅頭祭りがあります。祭りの後、全国から献上されたたくさんの饅頭が配られます。


●近鉄奈良駅の南西、はり新から徒歩10分の距離にある漢國神社境内に我国で唯一の「饅頭の社、林神社(りんじんじゃ)」があります。御祭神は日本に饅頭を伝えたとされる林浄因。南北朝時代に中国の杭州から渡来し、この神社のすぐ近くに住んでいました。元々は中国の饅頭(まんとう)をヒントに作られたものだったようです。中国の饅頭とは肉や背脂の入ったいわゆる"肉まん"ですが、それだと不殺生戒を戒律としている仏教のお供え物に使えないということで考え出されたのが、小豆を煮詰めて味付けしたあんを小麦粉を練った皮に包んで蒸したものだったようです。


 419日には菓祖神(かそじん)・林浄因命(りんじょういんのみこと)の偉業を讃えるとともに、菓業界の繁栄を祈願する「饅頭まつり」が執り行われ、全国からたくさんの饅頭が献上され、菓子会社の社長さんも訪れます。例大祭の後、お饅頭が配られるそうです。饅頭も奈良が発祥の地だったのですね。

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