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石造りの一の鳥居 |
●生駒山にある宝山寺は、日本三大聖天のひとつに数えられ、商売の神として奈良や大阪商人の信仰を集めてきました。定休日を利用して8月1日(朔日参り)にお参りして来ましたので、少しご紹介させて頂きます。商人が集う独特の雰囲気が素晴らしい!
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宝山寺とは・・ |
●奈良県と大阪府の県境にある生駒山。この生駒山の中腹に位置する宝山寺は、商売の神様を祀る日本三大聖天のひとつに数えられ、現世利益を求める人々が集う信仰のお寺として古くから栄えてきました。
お寺なのに鳥居があるのは天部の神様を祀っているためで、宝山寺では鎮守神として歓喜天(聖天)をお祀りしています。毎月1,16日は「歓喜天ご縁日」として商売繁盛などの現世利益を祈願する人々が数多く参拝するそうです。(「ますます訪ねたくなる奈良」HP参照)
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左へ進むと「暗峠」へ |
今回はケーブルカーを使わずに参道を歩いて登ることにしました。上り坂と階段が続く参道を20分ほど登れば石造りの「一の鳥居」が出迎えてくれます。真夏の太陽の下、参道を登ると汗びっしょりになりましたが、左右に燈籠が立ち並び石畳の奥に石の大鳥居が見えると清々しい気持ちになります。
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「金壱億円」って凄いですね |
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不動明王像が祀られている本堂 |
大鳥居の横には駐車場があります。こちらに高級車が並んでいたり、「永代浴油 壱億円」なんていう石碑が立っていたりして少し驚かされます。
境内は沢山の参拝者で賑わっていました。手にお線香の束を握ってどの人もどの人も手慣れた仕草で礼拝を捧げています。人目を気にせずに一心不乱に参拝するひともチラホラと。聖天堂の前にも鳥居があり、巾着型の香炉があり、雅楽が聞こえてきたり、神仏習合の世界観を色濃く残しています。
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歓喜天さんが持つ巾着を摸しています
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奈良公園周辺の観光スポットと違い、朔日参りの宝山寺は商人たちの聖地という雰囲気です。ブログでは上手く伝えきれない独特の雰囲気があるので、一度参拝されることをお勧めします。
帰り道も歩いて下る予定でしたが、暑さでくじけてしまいました。日本最古のケーブルカーで帰路につきました。
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聖天堂の前にも鳥居 |
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奥の院に向かう階段からの景色
異国のお寺の雰囲気がしませんか |
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奥の院へ向かいます |
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奥の院への階段には滑り止めの加工が
施されていました。細やかな気配りですね。 |
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奥の院本堂 |
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帰り道で参道を振り返ってみました |
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参道の先に奈良市街がみえます |
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ケーブルカー「ミケ号」 |
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