2017年6月28日水曜日

はり新の観光案内(大神神社の茅の輪)

●6月30日は各地で「夏越しの大祓」が執り行われますね。今回は、日本最古の神社 大神神社 の茅の輪をご紹介したいと思います。

三連の茅の輪が珍しいですね。こちらは八の字の順にくぐるのが慣わしです。あとで調べてみると、真ん中の輪には杉、右の輪には松、左の輪には榊が掛けられているようです。くぐるのは、杉→松→杉→榊→杉の順番ですよ。


●日本最古と言われる神社はいくつかあるようですが、古事記や日本書紀に神社創祀にまつわる伝承が記されていることから奈良県の大神神社は古社中の古社といえるでしょう。参拝される方の大半が鳥居前で立ち止まって一礼されることから、信心深い方々が集まっていらっしゃる事もわかります。

 こちらの神社は、ご祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)がお山に鎮まるために、本殿は設けず拝殿の奥にある三ツ鳥居を通して三輪山を拝するという原初の神祀りの形を取ります。大神神社でも、一年の折り返しに当たる6月30日には、夏越しの大祓が催されますね。この日は神様に詣でて、半年間無事に過ごせた事のお礼と来る夏を無事に過ごせますようにとご挨拶に伺う日です。

 この日、各地の神社では茅の輪が設けられ、参拝者はその輪をくぐり抜ける事により半年間のけがれを取り去り、真っ新な気持ちで夏を迎えることが出来ます。三輪の大神神社では三ツ鳥居と同じく三連の茅の輪が拝殿手前に設けられます。三つの輪を八の字を描くようにくぐる事になります。

 大神神社の茅の輪は6月30日だけでなく、前後数日間は拝殿手前に設置されているので、機会があれば是非どうぞ。


鳥居前で立ち止まり、一礼。ほとんどの参拝者がそうされるので、
私も自然と一礼してから鳥居をくぐります。背筋がピンと伸びて気持ち良いですね。


階段を登ると拝殿前の茅の輪が見えてきました。
この辺りから見ると三ツ鳥居にも見えますね。

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