2015年9月10日木曜日

「ならめがね」創刊号にて当店をご紹介いただきました

 EditZから新しい季刊誌「ならめがね」が発刊されました。その特集の中で「人力車の俥夫さんに聞く奈良町の超おすすめスポット」の一つとして当店をご紹介いただきました。



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 「ならめがね」を発行されたEditZといえば、奈良観光に関する編集業務のスペシャリスト集団。奈良県がその魅力を的確に県内外へ発信できるようになったのは、このEditZの協力によるところが多いですね。最近では「巡る奈良 HP」や「西大寺開創1250年記念のポスター」などもEditZの作品です

 コンセプトは「ナチュラルで柔らかな感性を持ち続ける大人たちに向けて、ノスタルジックな奈良観光を提案」。創刊号の特集は、人力車の俥夫さんによる奈良町おすすめスポットの紹介で、東大寺大仏殿前から奈良町へ人力車クルーズを楽しみながら話が進みます。当店は27ページにおいて旬彩ひよりさん、樫舎さんと一緒にご紹介いただきました。

 他にも今西清兵衛商店さん、菊岡漢方薬局さんなど、奈良町の定番スポットも掲載されていますが、どれもこれも写真が素晴らしいですね。特に30~31ページの猿沢池パノラマ写真などは額に入れて店内に飾りたい風景です。

 奈良町紹介の他にも、67回正倉院展10/24土〜11/9月)の見どころについて少し触れられています。後半には「うれし懐かし、かまどごはん」と題してかまどで炊きあげた御飯自慢のお店が何軒か紹介されています。その後には日本三大荒神社についても少し説明されて、そのひとつに私の大好きな笠山荒神さんも。その他、ミュージアム文具、赤肌焼き、・・etc. 中身の濃い96ページです。この写真とこの内容でこのお値段は結構お得だと思いますよ。皆さんも是非どうぞ。http://naramegane.com


2015年6月25日木曜日

はり新の周辺観光案内(子鹿の公開@鹿苑)

●6月30日まで奈良公園の鹿苑にて子鹿を公開中です。
運が良ければ出産シーンに出会えますよ。



生まれて数日の子鹿はU字溝の中にいることが多いそうです。
この時期を過ぎると子鹿同士が集まって小さなグループを作るとか。










10〜14時の間だけこんな感じで一般公開されています




































●萬葉植物園近くにある鹿苑にて「奈良の鹿愛護会」管理の下で、生まれたての子鹿を公開しています。鹿苑は秋に雄鹿の角切りが開催されるところですね。6月30日まで毎日、時間は午前11時〜午後2時まで(最終入場は1時半)公開。先日、鹿苑に行くと幸運にも出産シーンに出くわしました。
子鹿の誕生シーンに出会えました



 

 





  








 一の鳥居から10分ほど春日大社方面に歩き、萬葉植物園の入り口を過ぎると右手に「子鹿公開」の案内板が出てきます。入場料(愛護協賛金)300円を払い階段を登っていくと左下の芝生にはお腹の大きな雌鹿と小さな子鹿がたくさんいました。愛護会のスタッフに質問すると、鹿についていろいろ教えてくれました。

 子鹿公開の芝の反対側にもフェンスに囲われた芝地があります。こちらは交通事故で怪我をした鹿や、農作物に被害を与えて保護された鹿です。   
 こちらには怪我をした鹿や、奈良公園周辺の農作物に被害を与えて保護された鹿が収容されています。農作物の味を覚えると何度も"犯罪"繰り返すので、一生をこちらの施設で過ごす鹿もいると聞きました。切ないですね。



一時保護された鹿です。餌のドングリを転がしてくれるのを期待して、この場所に
陣取っております。
 
 なかなか普段の奈良公園では見ることの出来ない光景です。是非、お勧めですよ。

他にも大きなお腹の雌鹿がたくさんいました

鹿についての勉強コーナーもあります。これは夏休みの自由研究にも使えますね。






2015年6月6日土曜日

はり新の周辺観光案内  〜 大元帥明王立像 御開帳(秋篠寺) 〜

●6月6日は年に一度の「大元帥明王立像」御開帳日です。普段は閑静な秋篠寺にたくさんの人が訪れます。
大元帥明王像、お堂前の写真を
撮影させていただきました。







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●大元帥明王は国土を護り敵や悪霊の降伏に絶大な功徳を発揮すると言われ、「必勝祈願」や「敵国粉砕」「国土防衛」の祈願として宮中では古くから大元帥明王の秘法が盛んに厳修されてきました。 なお、軍組織における大元帥や元帥の呼称は、この大元帥明王からきているという説があります。(wikipediaより引用)







秋篠寺は伎芸天立像など仏像のほか、見事な苔庭も魅力です。一年に一度の御開帳日は、お堂に入るまで30分ほど待つこともあるそうですが、お時間の都合がつかれる方は是非どうぞ。

2015年5月11日月曜日

はり新のお料理 〜 コンニャクの作り方(英文にて) 〜

●海外から御来店いただいたお客様に「蒟蒻(コンニャク)」を説明するのは難しいですね。当店ではコンニャクの製造過程を英文で説明しております。
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●奈良は良質な水に恵まれており、この水の恵みを利用したコンニャク作りも大変盛んです。低カロリーで食物繊維も豊富なコンニャクは日本の代表的な健康食品ですが、海外から御来店いただいたお客様に説明することが難しい食材のひとつです。辞書で調べると devil's-tongue starch と説明されておりますが、これでは何かわかりませんね。当店ではコンニャクの製造過程を写真付きで紹介しております。(2015年現在、当店のコンニャクは吉野の川上村産ではなく奈良市都祁産を中心に使用しております。)

●The production process of Konnyaku. ・・・ Our Konnyaku is made in the Takahara district of Kawakami-village, two hours south of Nara by car. Kawakami is surrounded by trees and famous for its clear water. Konnyaku-making is a traditional industry of the village. 

Konnyaku root.
The peeled Konnyaku root and
mountain water are put in a blender.
This is the past that results.
 
Lye is added to the Konnyaku paste.
The paste is poured into a mold.



When the paste sets, it is cut into the desired size. The
                    pieces are then boiled.
Fresh Konnyaku is fun to eat.







2015年3月2日月曜日

婦人画報4月号にてご紹介いただきました

●「婦人画報4月号」にて当店はり新をご紹介いただきました。
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●明治38年創刊という歴史ある「婦人画報」にて当店をご紹介いただきました。ハースト婦人画報社「婦人画報」は、現存する日本最古の女性誌だそうです、素晴らしいですね。

 婦人画報4月号の特集は「北陸」、いよいよ3月14日に新幹線開業が予定されている北陸を様々な角度から紹介されています。ナビゲーターの木村多江さんのコメントですが「古きよき街並みや建物の雰囲気は残しつつ、その空間内で新しいことを表現する。そんなバランスがあるからこそ、金沢のモダンは心地よく響く。」私も是非、北陸に行ってみたいと思いました。

 さて、我々奈良は後半の300〜305ページに『寧楽から日本を知る・・・・・その9』として紹介されています。サブタイトルは「奈良の道をゆく」。このコーナーは川や道、絶景など趣向を凝らした切り口から奈良を紹介されていますが、その内容が実に素晴らしいです!奈良の真の魅力を求めたディープな記事となっていますよ、これは必見です!なお、上ッ道については後日、当ブログでも後日取り上げたいと思います。



  当店は305ページ『「奈良の道をゆく」なら、ここに寄りたい』と題して長谷寺湯元「井谷屋」さん、天理の秋田屋さんとご一緒の掲載です。

 『バーチャルに当時を思いながら歩きたい』の一文がありますね。これは奈良にいらっしゃる時の大切なキーワードではないでしょうか。寺社仏閣の立派な伽藍、華やかな仏像が目の前に拡がる京都と異なり、奈良のそれは長い歴史の中で失なわれたものが多く、仏像もどちらかと言えば地味だと思います。それを理解するのには想像力が必要となりますね。まさにバーチャルに当時を思い描くことは奈良を知るにはとても重要なことだと私は思います。


 永い時間を飛び越えてかつての都の姿を思い描くことができたら、もう奈良の魅力からは逃れられませんよ(笑)

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ハースト婦人画報社さま、春日大社岡本権宮司さま、近畿日本ツーリスト様、ありがとうございました。実際に、取材にいらっしゃったのは1月23日で、担当されたのはCreative Studio Opus.23の堀内ご夫妻でした。お二人とも実に気さくな方で、実に楽しくお話させていただきました。


2015年2月27日金曜日

はり新の周辺観光案内 〜 檜原神社 〜

● 大神神社の北にある檜原神社をご紹介。大神神社では一般には見る事の出来ない三ツ鳥居と同じ形の鳥居を見る事ができます。また、西の二上山に沈む夕日は絶景です。
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狭井神社の鳥居の横に案内板があります
● 檜原神社は大神神社の摂社の中で一番古く格式のある神社です。大神神社からは狭井神社の鳥居の脇を通り抜けて山辺の道を2030分程歩きます。 少し足場の悪いところも通るので、急がずに自然道を楽しみながらゆっくりと歩きましょう。

日本全国に三ツ鳥居はいくつかあるそう
ですが、この形は大神神社と檜原神社だけだとか
大神神社と同じく二本の柱に注連縄を
渡した形の鳥居です
途中、道を間違えたのか心配になる所もありますが、20分少し歩くと"二本柱に注連縄"の形の鳥居が見えてきます。境内は砂利がきれいに掃き清められていました。ここは本殿、拝殿はなく三ツ鳥居越しに三輪山を拝む形式です(今は山中の磐座をご神体とするようです)。元々は第十代崇神天皇の御代に「天照大御神」を皇居から檜原の地に御遷し、その後、第十一代垂仁天皇の御代に大神は永久の宮居を求めて各地を巡幸され、最後に伊勢の五十鈴川の上流に御鎮まわれたとか。天照大御神が巡幸された各地を「元伊勢」と呼びますが、檜原はその最初の地。伊勢神宮の元の元と考えてみるとその格式が判りますね。また、周囲には有名な歌人の歌碑が数多く点在しておりますので、歌碑を探して歩いても楽しいですね。 


投稿箱に鳥が巣を作っているそうです。
神社の皆さんの優しさですね
狭井神社から檜原神社への道は気持ちのよい
ハイキングロードです。それなりの靴があったほうが
楽しめると思います
二上山について説明がありました
檜原神社について詳しい説明が
書かれていました


遥か西方に二上山が見えます。
古代・大和国中(くんなか)の民にとって
神聖な山でした



条件が良いとこんな奇麗な夕陽を望めます。
(境内に掲示されていた写真を拝借)



2015年2月24日火曜日

はり新のお料理 〜 葉ゴボウを使った太刀魚の八幡巻き 〜

●葉ゴボウの美味しい季節がやってきました。旬の葉ゴボウを太刀魚で巻いて"八幡巻"にしてみました。シャキシャキとした葉ゴボウの食感と春の香りがたまりません。葉ゴボウについては昨年3月の投稿を参照ください。
http://harishinnara.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

葉ゴボウ
葉ゴボウを使った太刀魚の八幡巻き
あしらいは大和伝統野菜の片平あかね




2015年2月20日金曜日

はり新の周辺観光案内 〜 室生龍穴神社と妙吉祥龍穴 〜

● 龍神様が住むと言われる室生龍穴神社と妙吉祥龍穴をご紹介。
室生龍穴神社の境内は凛とした
空気に包まれていました
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● 当店から東に車で約1時間の距離、室生の山間に石楠花の花で有名な女人高野、室生寺があります。今回ご紹介させて頂くのは室生寺の東に鎮座する室生龍穴神社。室生寺より古い歴史をもち、水の神「龍神」を祀ります。奈良時代から平安時代にかけては朝廷からの勅使により雨乞いの神事が営まれ、室生寺は龍穴神社の神宮寺であった時代もあるとか。国内屈指の本格的パワースポットですね。
狛犬阿形

室生川沿いの小道を車で進むと観光客で賑わう一帯があり、そこが室生寺。室生寺前を通り過ぎて5分ほど進むと左手に一際大きな杉が立ち並びます。杉の巨木の合間に鳥居があり、その奥が龍穴神社。圧倒される大きな杉が天に伸び、凛とした空気に包まれて自然と背筋が伸びます。巨木の間から龍が顔を出しても不思議ではありません。室生寺から少し離れているだけですが、こちらは観光客も少なく落ち着いた雰囲気のもとでお参りすることができます。

龍の鱗を思わせる岩肌
吉祥龍穴に向かう道沿いにある
「天の岩戸」
白い鳥居をくぐり階段を降りると
そこが吉祥龍穴です
この龍穴神社から東に500mほど進むと妙吉祥龍穴への小さな案内板があります。この案内板から坂を登ること約20分、左手に白い鳥居があり、そこから龍穴への下り階段が延びています。この龍穴は他の沙羅吉祥龍穴、持宝吉祥龍穴と通じ、秋の稲妻はこの三穴より発し五穀豊穣の慈雨を降らせると伝えられるとか。川の対岸にそびえる巨石に大きな穴は実に神秘的です。大昔の人々が龍神様を想像したのもうなずけます。

室生寺まで観光に行かれるなら是非、龍神さまの息吹を感じてみてはいかがでしょうか。
吉祥龍穴



●室生龍穴神社を訪れたのは20141117日でした。このブログは宇陀市観光協会情報サイト、月刊大和路「ならら」20149月号を参考にさせていただきました。 

2015年2月17日火曜日

はり新のお料理 〜 片平あかね 〜

● 大和の伝統野菜「片平あかね」をご紹介
片平あかね‥根の先端まで真っ赤

試作中の”あかね蒸し”
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断面は紅白色できれいですね
● 奈良東部の片平地区では根の先まで赤く細長い蕪(かぶら)が古くから栽培されてきました。その呼び名は「片平あかね」。「ひの菜」の仲間ですが、ここまで真っ赤に色づくのは珍しいそうですね。他の場所に種を持ち出して栽培しても1年しか赤い物ができず、以降は色が薄くなってしまうとか。




片平あかねの甘酢漬け
この赤色は甘酢にふれるとグッと引き出されます。赤色は邪気を払うと言われる縁起の良い色です、上手にお料理に取り入れていきたいものです。


今、当店ではこの片平あかねを使った新メニューを考案中。蕪蒸しを参考に「あかね蒸し」とでも名付けましょうか。改めてブログでご紹介させていただきます。

2015年1月14日水曜日

はり新のお料理 〜紅白市松胡麻豆腐〜


●かみつみち弁当の先付・・今月は「紅白市松胡麻豆腐」です。

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●かみつみち弁当の先付は月替わり、今月は紅白の胡麻豆腐です。紅色部分には裏漉した金時人参を練り込んでおります。金時人参は洋人参に比べて紅色が艶やかで綺麗な色が出ます。古来より紅色には魔除けの力があると信じられて来たとか。そういえば奈良町で見られる庚申さんの身代わり申も真っ赤ですね。縁起の良い葛豆腐で一年をスタートして、今年も沢山のお客様に出会えることを期待しております。