境内に入るとすぐ左手には コスモス越しに国宝楼門がみえます |
●興福寺の東側、春日大社一之鳥居前の道を北(京都方面)に進むと般若寺があります。奈良と京都を結ぶ京街道の坂の上(奈良阪)に位置し、かつては学徒千人を超える大寺院でしたが、平氏による南都焼討により伽藍の大部分を失いました。(南都の僧兵たちは般若寺周辺で平氏の進軍を食い止めようとしたため、般若寺は壊滅的な被害を受けました)
その後、叡尊や忍性によりなんとか復興することができましたが、戦国時代に松永久秀らにより再び伽藍を焼失してしまいました。これ以後は廃寺同然の時期もあったそうですが、第二次世界大戦後に少しずつ整備が進み、今では秋にたくさんのコスモスが咲き誇るお寺として有名になりました。
壮大な伽藍を二度も戦火で失ってきたお寺ですが、今は牧歌的な雰囲気の平和なお寺です。お向かいの牧場から牛の声が聞こえてきたり、とにかく良い雰囲気です。当店から歩くと約1時間弱かかるので、タクシーを使うか近鉄奈良駅からバスを御利用ください。
石仏とコスモス いいですね この風景 |
コスモスと如意輪観音さん なんだか楽しそうな表情 |
紅白の彼岸花もきれい |
この日は平日でしたが天候に恵まれたため 境内はたくさんの参拝者で賑わいました |
境内中央にある十三重石塔のまわりにもコスモス 気持ちよい秋晴れの日でした |
般若寺と南都を焼き討ちにした平重衡の供養塔も コスモスに囲まれています |
改めて楼門を見てみます やはり可憐なコスモスの花がよく似合います |
楼門を外側から撮影してみました 十三重石塔がみえます 屋根の反りが美しい |
境内には霊石がいつくかあります こちらは入り口正面にあった "カンマン石" 写真を撮っている間も絶えず誰かが 身体を押し当てていました |
こちらは運気上昇の霊石 "まかばら石" 真言を唱えながら石の頂を右回りに3周なでます 私もなでてみました |
「オン・マカバラ・ウン・・」 なでなで・・ |
この日は白鳳秘仏寺宝が特別に公開されていました 周囲の樹木が元気すぎて入り口が隠れそうです |
秘仏拝観希望者は銅鑼(どら)を打つと中から スタッフが扉を開けてくれます ゴ〜ンと鳴らして暫く待つと扉が開きました 秘密基地に入るようで少し楽しかった・・ |
本堂前から鐘楼を見るとコスモスに埋め尽くされて いるように見えます |
新たに整備された駐車場 これでとっても便利になりました |
駐車場から南東を見ると東大寺大仏殿の大屋根が見えます 写真には入ってませんが、この少し右側に興福寺五重塔が見えます。般若寺、東大寺、興福寺の位置関係はこんな感じ。写真に写っている道が京街道(奈良街道)で、平氏はこの道を進軍してきたことになります。 |
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